久明親王
- 久明親王の生涯
久明親王は、明治10年(1877年)8月21日に東京で生まれました。父は有栖川宮熾仁親王、母は九条節子です。久明親王は幼少期から聡明で、学習院で学んだ後、帝国大学に入学しました。大学卒業後は、宮内省に入り、皇太子(後の大正天皇)の侍従を務めました。
明治45年(1912年)1月23日に、久明親王は九条節子と結婚しました。夫妻の間には、4人の息子と3人の娘が生まれました。
大正14年(1925年)12月21日に、皇太子の摂政に就任しました。翌年、皇太子は大正天皇として即位し、久明親王は摂政から皇太子に就任しました。しかし、久明親王は病弱で、昭和2年(1927年)に皇太子を辞任しました。
昭和20年(1945年)8月15日に、日本はポツダム宣言を受諾して降伏しました。8月17日に、久明親王は皇太子を辞任し、翌日に連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーに降伏文書を手渡しました。
昭和23年(1948年)12月25日に、久明親王は東京で薨去しました。享年71。
久明親王は、皇太子として日本の近代化に尽力した人物であり、日本国民から敬愛されていました。